保土ヶ谷区狩場町 I様邸

2024/02/22

横浜で屋根工事・塗装工事を主としたリフォームの花咲です。

今日は雨で現場がストップしたのでその間にブログを更新します!
さて、こちらのお家も紹介して頂いたお家になります。本当に有難い有難いです!

ここ数年は地元の港南台周辺でのリフォームが多かったので大体、家から車で5分~10分程度の現場でした。
なので狩場がやたらと遠く感じてしまいました(笑)そんな遠い距離でもないのに長く地元で甘えさせてもらっていたので・・・。ダメですね、自分。

こちらのお家は屋根の葺き替えでしたが・・・きたきた瓦Uの家だー、こりゃ最初に伝えておかないと大変な屋根だぞ!という事でまず冒頭に伝えたのが「この屋根は驚く位にすぐ割れちゃいますよ。どんなに熟練の職人でも必ず割れちゃいます」と。既に塗膜の剥離もかなり進んでいたのでこれだけは先に伝えておかないとという事で伝えました。

ここから先が本題になりますが今回の内容はお客様からも許可を得てお伝えします。

セキスイの瓦Uが流行ったのが1970~2000年初頭です恐らくピークは1990年代くらいだったのかなと思います。
なので年齢的に自分はこの瓦Uの施工に携わった事はありません。なので今回のお家についていた瓦Uの施工が本当にこのようなもので正しいのか??という疑問がありました。

①瓦Uを解体していたら棟周辺がブルーシートで覆われていた。
これがまず「?」となってしまいました。その意図が読めません。ブルーシートは応急の為に使うものです。
百歩譲って水の侵入を防ぐ為であればもっと厚みのあるブルーシートを使わなければならないのに(それでも数か月     しか持ちません)ペラペラの薄いブルーシートでした。

②ルーフィング(防水シート)が敷いてない。
今回、施工されていた瓦Uはカバー工法でした。現代のカバー工法は必ずルーフィングを敷きます。瓦を取り除いたらルーフィングはついていませんでした。要は既存の屋根の上に屋根(瓦U)が乗っているだけです。
今はカバー工法であれば屋根の上にルーフィングを敷きその上に新しい屋根材を被せます。今の施工の方がより雨漏れを防ぐという事です。

③瓦桟(縦桟)が短いのと長いのが交互についている。
これも本来なら一番下まで桟がついてなければならないという認識です。桟というのはようは木でここに瓦を引っ掛けてビスで止める役割をするものです。
これが律儀(皮肉を込めた言い方しています)に交互に短い部分があったので当然そこにはあるはずの桟(木)がないので瓦を取り付けられないです。
ではどのように瓦がついていたのかというと桟がある部分はそこに瓦は固定されていましたが桟がない部分は直接屋根に釘が刺さっていた(厳密には釘が短くてちょっとしか刺さってなかった)。これちょっとしたはずみで屋根が落ちてきてもおかしくなかったという事です。

よくもまぁ、屋根は家主が見えないところだからって少しでも材料費を浮かせようという気持ちがハッキリと分かる現場でした。お客さんもショックを受けていましたが今回施工した自分達も驚きましたし、昔はこのような事が往々として罷り通っていたのだろうな。と思わされる現場でした。








メニュー

株式会社 花咲

〒234-0053
神奈川県横浜市港南区日野中央
2-36-34-305

会社概要はこちら >>

お問い合わせはこちら

お電話にて24時間受付中! 045-342-6533 お受けできない場合は折り返し
お電話致します

PAGE TOP