リフォームをする前に知っておいた方がイイ事

どの業界もそうですが顧客獲得の為に日々様々な工夫がなされます。しかし私は顧客獲得の為に手段を選ばないという事は許されるものではないと思います。正直にまっすぐが本来あるべき姿ではないのでしょうか?
つかなくてもイイ嘘を言う会社を信用出来ますか?
今から挙げるのはリフォーム業界特有のよくある手段とその真実を教えます。
 
CONTENTS

1.「自社施工」を謳う会社
2.「自社施工管理」若しくは「自社管理施工」って何?
3.塗料の「光触媒」について
4.「自社で開発した塗料です」と謳う会社
5.屋根が割れてたら雨漏りする?
6.「今なら足場代無料になります」と謳う会社
7.悪徳業者の手口
8.保証書はどこまで信頼できる?

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「自社施工」を謳う会社

まず、この業界の8~9割は自社施工ではないと思ってください。勿論、中には自社施工の会社もありますが稀です。

では何故「自社施工」と謳うのか?それはお客様の心理を突くためです。恐らく「自社施工だと安い」と思ったり「自社施工なら安心」と考える人が大半です。そこをアピールしたいが為に本当は自社施工ではないのに自社施工と謳う会社が多いのです。以前は私も元請けから仕事を受けた時に「お客さんの前ではウチの会社名を言ってね」と言われた事がありました。しかし自分はそのような嘘をつきたくないのでクソくらえと思いながら必死の抵抗でお客さんへは「屋根の件で来ました」と言ってそこの会社名は言いませんでした。

またこれは現在進行形でよくありますが自社施工と謳っている会社と相見積もりになった時、弊社が負ける事は殆どありませんよ。
弊社は下請けさんを使います。しかし弊社が他社と違うのは私自身も一緒になって現場に入り作業をするのです。下請けさんからは「一緒になって作業してるこんな元請けさん居ないよ」とよく言われます。下請けを使ってるわけだから当然マージンが発生する分、自社施工と言われる会社には本来なら料金で勝つわけがありません。それなのに弊社は勝ちます。答えは一目瞭然、、その会社は実は自社施工ではないのです。もし本当に自社施工なら随分と利幅を取っている事になります。

ただ厄介なのはお客さんの立場で言えば本当にそこが自社施工かどうかを見極めるのは難しいと思います。
一つの目安として支店や営業所がある会社はほぼ自社施工では無いと思ってください。
支店や営業所のある会社は純営業会社です。
しかしタチの悪い会社だと下請け業者さんに元請けの名刺を持たせて、さも自社施工っぽくさせてる会社もあります。
基本、リフォーム業界の多くが営業のみで成り立っています。営業が仕事を取ってきて下請け業者に仕事を流すという構図です。

しかし営業マンは現場に立たないので机上や図面には無い現場レベルでの事や細かい作業内容、家の構造や仕組み等が分かりません。
そうなると必然的に起こるのが営業マンと職人の現場での意見の乖離です。現場が分かっていないので無茶な要求を職人にして揉めてしまったり、若しくは現場の業務内容が実のところよく分かってないので職人に丸投げしてしまう。

これが本物の自社施工会社や弊社のように現場に入って一緒に作業する会社であれば現場レベルで臨機応変に対応出来て、尚且つお客さんにもしっかりした説明がつけられるのです。

「自社施工管理」若しくは「自社管理施工」って何?

時々このような謳い文句をしている会社がありますが・・・・辛辣な言い方をすれば「それって何ぞや??」です。

これは自社施工ではありません。「施工をしているのを自社で管理していますよ」という話です。

まてまてそれは当然じゃないのか?「わざわざ他社に施工を管理させる会社があるのかーい!?」とツッコミたくなります。
では何故このような言い回しをするか。さも自社施工と思わせておいて、いざトラブルがあった時に「いやいやウチは自社施工ではありません」と言えるようにしておきたいからです。

塗料の「光触媒」について

昨今塗料で「光触媒」をウリにしている会社が出てきていますが、これは私見になりますが私自身は首をかしげます。

なぜなら日本には三大塗料メーカーという国内において長い実績を誇る三社がありますがこの三社からは外装塗料では光触媒の塗料を出していません。これが全ての答えだと思います。
事実、私自身この三大塗料メーカーさんのうち、2社には「何故、光触媒の塗料を出してないのか?」と直接問い合わせた事がありますが答えは「出してない事が全ての答えだと思ってください」と言われました。要するに光触媒の信用性やそこから生じるリスクを考えるとまだ世に出せるものではないのではないという事です。

実は過去に誰もが知る設備メーカーのTOTOさんでも光触媒を使った塗料を開発して塗料業界に参入してきた事がありましたが、既にこの塗料は販売中止になっています。

これらの情報を考えると私自身は冒頭でもお伝えしたように首をかしげてしまいますので弊社では取り扱いしません。(2021年12月現在)
三大塗料メーカーさん全てが光触媒塗料を世に出してきたら、その時は使うと思います。

「自社で開発した塗料です」と謳う会社

先に挙げたように国内には長い実績と歴史のある日本三大塗料メーカーがあります。今でも日夜、商品開発を研鑽しています。

言葉選ばずに言えば「自社で塗料を開発するだけの予算を本当にリフォーム屋がありますか?」です。
酷い会社であれば塗料缶のラベルだけ自分の会社のラベルに貼り替えて「自社塗料です」と謳っている会社もありますよ。

ではなぜ自社塗料と謳いたいのか?それは相見積もりをする際にお客さんが「同じ条件下で見積りの比較対象をさせない為」です。
自社塗料であれば当然他社は持っていませんので比較できませんよね?更には「この塗料は従来の塗料に比べて非常に耐久性の高い商品になっています」と言って金額を跳ね上げさせる事も可能です。

数年前ですがある塗料メーカーさんが私のところに営業にきました。
その際にその塗料の利点を私に説明してきて最後に言ったのが「ラベルを貼り替えて自社塗料として使う事も可能ですよ」です。
自分はカチンときて「おたくの塗料を使う事は一生ないから二度と来るな!」と怒鳴りました。(この塗料メーカーはここ数年で使用する会社が増えてきてます)

これも私見になるので、もしかしたら本当に自社開発した塗料を扱うリフォーム屋さんもあるかもしれませんが私は長い実績を誇る塗料メーカーをおススメします。

屋根が割れてたら雨漏りする?

「屋根が割れていたら雨漏れするので早急に屋根工事をした方がイイ」これも多くの会社が謳っていますね。
僕はお客さんにはこう言います。「(コロニアル屋根の場合)屋根が割れた程度ですぐに雨漏れなんかしませんよ。
だって屋根の下に必ずルーフィングという防水シートが掛かってますから。その防水シートが防いでくれますよ。
もしそれでも雨漏れするようであれば防水シートが破けているか、場所によってはどこからか水が入ってしまっているという事です。屋根は家を守るというより防水シートを守るといったイメージの方がいいです。こんな事をいうと屋根出身の自分を真っ向から否定するような事になっちゃいますけど」と。

但し、あまりにも割れてる箇所が多いと見栄えは悪いですよね・・・。割れてる箇所だけ屋根を差し換えたら当然そこだけ屋根の色が違うのが目立つし、コーキングで応急的に割れを直しても目立つし・・・。

またこのコロニアルという屋根は幾つか種類があり、一時期「パミール」という名称の屋根がありましたがこれは屋根を変えるという選択肢しかありません(理由は別途記述します)
また最近だとコロニアルNEOという屋根材がとにかく割れやすいです。この屋根の場合、例えば「谷」という部分があったりトップライトがある家だと高確率でその周辺が割れています。高圧洗浄だけで割れてしまうケースもあります。

余談ですが実験的に知り合いの家で防水シートに凄く小さな穴をつけてうえから水をかけてみたら本当に小さな穴なのに家の中は凄い勢いで水が漏れてきました。改めて防水シートの威力を思い知りました。

「今なら足場代無料になります」と謳う会社

当然あり得ません。別の工事部分で足場代を上乗せさせられています。

悪徳業者の手口

まず多いのが点検商法です。知らない業者が来た時は「絶対に屋根を登らせない」これはよく言いますよね。

ではその先の話をしましょう。悪徳業者はまずどんな理由でもいいので、その地域で1件「実績」を欲しがります。
たった1件でいいんです。なぜならそこに1件でも現場が出来ればそれが実績になります。その現場を足掛かりにして何百mも離れた場所、いや下手したら数キロ離れてても「あの現場はウチの現場なんです」と言えてしまうのです。
近所でやっている業者なら信用出来るかなと思うのが心情です。それが枝葉となりどんどんその地域で実績が積みあがる・・・。 そしてある程度、行き尽くしたなと思ったらエリアを変えるのです。
1件の実績が大事(おおごと)になってしまうのです。

弊社では足場に敢えてPRシートをつけません。PRシートというのはよくリフォームしてる足場に会社名が大きくのっている広告です。
一つの会社アピールとしての手段なので分からなくはないですがPRシート・・・PRするというのがどうもいやらしくて苦手です。

そのおかげで以前にこんな事がありました。
知らないお婆さんが弊社の現場に駆け寄ってきて突然「やっぱりウチの屋根を見てもらえないかしら?」と聞いてきました。何事かと思い聞いてみると「ここの現場の人が来てウチの屋根が壊れてると言われたの」と言ってきたので成程と思い「お婆ちゃん、今日この現場には自分しかいないよ。よく見て、来たのは自分じゃないでしょ?
それ間違いなくよくある訪問販売だよ」それで事なきを得たのですがPRシートをつけていないので弊社の現場が訪問販売会社によって利用されたのです。

そのお婆ちゃんには次また来るかもしれないから名刺をもらっておくように伝えましたが案の定来ました。
名刺を見たら「あぁ、あの会社か(悪徳の訪販で有名な会社)。お婆ちゃん、消費生活センターにその会社名伝えてみな。色々教えてもらえると思うよ」と伝えました。

保証書はどこまで信頼できる?

日本人は特に「保証書」という言葉に一つの安心感を覚えますが・・・これはリフォーム業に限らずですが会社が無くなってしまえばそれは最早ただの紙切れです。
そして施工完了してから不具合が生じた際にその保証書をいったいどれくらいの人が使っていますか?
もし使った人がいてその保証書が本当に役に立った人がどれほどいますか?
キツイ言い方をしてしまいますが実際に保証書が役に立った事は殆ど無いお家が大半を占めると思います。

勿論、当然そのような会社ばかりでは無いと思いたいですが現実は・・・難しいものです。
そこで「弊社では敢えて」保証書を出しません。(使った材料のメーカーから保証書が出ればそれはお渡ししています)
工事が終わったら保証はしませんよという意味ではありません。

私の考えは「そのような紙切れで信用を得るよりも何かあった時にすぐに動ける事が大事。
弊社ではそのスピードには自信があります。また保証○○年という期間限定的な考えでなく、一度関わったお客さんは永年自分のお客さん」という考えです。おかげで弊社では大きな工事をした後に小修繕のようなリピートも非常に多いですし、懇意にしてくれているお客さんが多いと自負しています。

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